コンテンツへスキップ

博士課程の学生にEB-2 NIWのグリーンカードは取得可能ですか?

博士課程の学生がEB-2 NIWの分類に基づくグリーンカードを取得することは可能でしょうか。博士課程の学生は、EB-2とNIW(国益免除)の双方の要件を満たす場合、EB-2 NIWに基づくグリーンカードへの適格性があることになります。

EB-2の要件

EB-2は、雇用ベースの優先順位第2に分類されます。EB-2の分類に基づくグリーンカードを取得するためには、申請者は、高度な学位または同等の学位を有する職業の従事者であるか、または並外れた能力の保有者である必要があります。申請者は、以下のいずれかの職業分類及び要件を満たす必要があります。

1 高度な学位

申請者は、高度な学位またはこれに相当する米国外の学位を保持している必要があります。申請者は、以下のいずれかの学位を保持することにより、この高度な学位の要件を満たすことができます。

  • 米国の修士号またはそれ以上の学位もしくはこれと同等と評価される米国外の学位、または
  • 米国の学士号またはこれと同等と評価される米国外の学位に加え、5年間の学位取得後の向上的な職務経験(USCISはこれを修士号と同様の学位と判断します)

EB-2の分類のもとでは、申請者が応募する仕事のポジションは高度な学位を要求するものである必要があります。NIWは米国での仕事のオファーを必要とする要件を免除しますが、申請者がそのアメリカでの努力として従事する仕事はこの高度な学位を要求するものである必要があります。

2 並外れた能力

申請者は、科学、芸術またはビジネスの分野における並外れた能力を示す必要があります。並外れた能力とは、「科学、芸術またはビジネスにおいて通常遭遇するのより遥かに高度の専門性」を意味するとされています。この分類に適格となるためには、申請者は、以下に列挙される証拠の内少なくとも3つを当局に提出する必要があります。

  • 申請者が、申請者の並外れた能力の分野に関連する学位、免状、証書または同様の授与を、専門学校、大学その他の学術機関から取得したことを示す公式な学術記録
  • 申請者の職業において少なくとも10年間のフルタイムの実務経験があることを示す、現職または前職の雇用主発行のレター
  • 申請者の職業を遂行するのに必要な資格や証書
  • 申請者の並外れた能力を示す、申請者の業務に対する賃金その他の支払いの証拠
  • 申請者が職業団体のメンバーであることの証拠
  • 申請者の業績及びその業界または分野における並外れた貢献が、同業者、政府団体、専門または事業団体により認識されていることの証拠

2 NIWの要件

原則として、EB-2分類のグリーンカードを申請するためには、申請者は仕事のオファー及び米労働省が発行する労働証明を取得する必要があります。もっとも、申請者は、NIWの申請をすることにより、これらの要件の免除をリクエストすることができます。

すなわち、EB-2 NIW分類のグリーンカード申請は、仕事のオファーも労働証明も必要としません。このため、申請者は、EB-2 NIW分類のグリーンカード申請に関し、雇用主からのスポンサーを得る必要がありません。申請者は、EB-2 NIWを自己申請することが可能です。

“Dhanasarテスト”

NIWを申請するためには、申請者は、その仕事のオファーの要件の免除が米国の国益に叶うことを証明する必要があります。さらに、NIWに適格となるためには、Matter of Dhanasar(26 I&N Dec. 884 (AAO 2016))に示される3つの要件を満たす必要があります(「Dhanasarテスト」)。

  • 申請者の提案する努力に実質的なメリット及び国家レベルでの重要性が認められること
  • 申請者がその提案する努力を進展させるのに適した立場にいること
  • 比較衡量の結果、仕事のオファー及び労働証明の要件を免除することが米国にとり利益となると判断されること

Dhanasarテストの要件を満たす方法

Dhanasarテストの最初の要件を満たすためには、申請者は、その特定の学術分野における努力が米国にとり実質的なメリット及び国家レベルの重要性が認められることを証明する必要があります。申請者の提案する努力が、広義において社会福祉、文化的または芸術的進歩を促進する、または価値のある技術または研究分野の進歩に貢献する大きな可能性があると証明できた場合、その努力は国家上の重要性のレベルに昇格する場合があります。

Dhanasarテストの2番目の要件について、申請者は、その過去の業績を証明する証拠を提出する必要があります。これに加え、申請者はまた、その提案する努力に関連する補強的な将来への予測を提出することが推奨されます。申請者は、その提案する努力の最終的な成功を証明できない場合であっても、その努力を前進させるのに十分に適した立場にいると判断されることが可能です。もっとも、申請者の主張は、実証され、またはその立証責任をほぼ間違いなく満たすであろうと判断される必要があります。

Dhanasarテストの3番目の要件は、申請者に、その免除の付与が労働証明の取得要件がもたらす利益を上回ることを証明することを要求します。この要件は、非米国市民の労働市場への参入が米国市民の仕事の機会、賃金及び労働環境に悪影響を及ぼさないことを確実にするためにあります。USCISは、申請者の努力及び申請者がその努力を前進させる十分な立場にいることを総合的に考慮し、これが労働証明の要件の免除がその要件から得られる利益を上回る程度に米国に利益をもたらすか否かについて検討します。

結論

博士課程の学生がEB-2 NIWに基づくグリーンカードを取得することは可能です。そのためには、申請者は、要求される条件を満たす必要があります。博士課程の学生がDhanasarテストの要件を満たすためには、強力な学術分野での実績を積むことが重要になります。当該学生は、米国政府の資金援助のあるプロジェクト(例:NSF, NHI, AHRQ)に積極的に関与することが推奨されます。また論文の出版や会議でのプレゼンテーションに積極的に関わることが推奨されます。その専門分野での研究者と職業上の関係を築くこともとても重要になります。専門家からの強力な推薦状は、NIW申請において極めて重要となり得ます。

USCISはSTEM(科学、技術、工学または数学)分野における進歩の重要性を認識しています。USCISはまた、その進歩を促進する際に、高度なSTEM分野の学位の保有者が果たす必要不可欠な役割の重要性も認識しています。このことは、米国の競争性または国家安全保障にとり重要な、フォーカスの対象となっている極めて不可欠かつ新興の技術またはその他のSTEM分野にとり、特にあてはまります。

このため、高度なSTEM学位の保有者である博士課程の学生は、そのような米国の競争性または国家安全保障にとり重要な技術その他のSTEM分野の進歩を促進する研究に従事している場合、EB-2 NIW申請においてより有利な立場にいるといえます。

EB-2分類のグリーンカードに関するUSCISのウェブサイトは右記のリンクから確認可能です (該当リンク)。.

関連ブログ:"EB-2 NIW分類のグリーンカードとはなんですか?

免責事項

「EB-2 NIW Green Card For PhD Student?」への14件のフィードバック

  1. Hi,

    I am a final year PhD student at the University of Texas at Arlington and I want to explore the NIW EB2 option.

  2. Hello,
    I am a second-year Ph.D. student. I plan to apply for a green card application, but I wonder which option fits my case well: a marriage based application or EB-2 NIW.

  3. I am a final year PhD Scholar at the State University of New York at Binghamton I want to explore the NIW EB2 option.

  4. Hi,

    I am a PhD year 2 international student in health related discipline. I have 2 masters degrees, just one publication with an abstract submitted to the American Speech Language and Hearing Association (ASHA). I belong to a number of professional organizations such as the Cognitive Neuroscience Society, and I am wondering the possibility of exploring the EB2 NIW before I graduate.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

jaJapanese